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運動の継続は難しいですか??

 

当事業所のホームページ・ブログにお越しいただきありがとうございます。

 

本日は健康について考えたいと思います。

 

健康維持のために、日ごろから運動を継続することが大切ってことは皆様ご承知の通りだと思います。

 

 

 

しかし・・・^_^;

 

「 皆さんは、普段どれくらい運動していますか?? 」 

 

んっ??していない^_^;??

 

 

 

外の気温も少しづつ暖かくなり、季節の変わり目を感じられるようになりました。

 

ここ数ヶ月、年末年始の食べ過ぎ・飲み過ぎの後悔もなかったことにして、寒さから身を守り部屋の中に籠もっている方も多いのではないでしょうか。

 

そんな方は是非このコラムを読んでいただき、重い身体を起こしてみましょう!!

 

 

 

厚生労働省は、普段の運動習慣で以下の効果があると明記しています。

 

 

 

1.生活習慣病及び生活機能低下等のリスクの低減効果が高まる。

 

2.全身持久力や筋力といった体力の維持・向上に有用である。

 

3.高齢期においてはロコモティブシンドロームや軽度認知障害の改善が期待できる。

 

 

 

すべての世代で運動する習慣をつけることが大切なようです。

 

とは言っても、なかなか運動する気になれない・・・という気持ちもわかります。

 

 

 

運動というと皆さんどんなことを想像しますか?

 

マラソン・サッカー・野球等の激しいスポーツや、ボディビルダーのような筋トレをイメージしているのではないでしょうか。

 

 

厚生労働省では「身体活動」を二種類に分けていました。

 

 

 

日常生活における労働、家事、通勤・通学等の「生活活動」

 

②体力の維持・向上を目的とし、計画的・継続的に実施される「運動」

 

 

 

要は、激しい運動をしなければいけないのではなく、「生活活動」として1日をどのように過ごすかという事を意識することが必要です。

 

その上で、体力を少しづつ上げていくために「運動」の機会を作ることが大切になってくるのです。

 

 

 

「無理に運動を始めるのではなく、日常の生活から意識改革をすべき」ということですね。

 

では、実際にどの程度の活動が必要なのかを見ていきましょう。

 

 

①日常の「生活活動」の目安

「強度が3メッツ以上の身体活動を23メッツ・時/週行う」

身体活動の強度を「メッツ」、身体活動量を「メッツ」に実施時間(時)をかけた「メッツ・時」で表します。

 

 

例えば・・・

 

普通歩行を11時間、毎日行う場合

 

3.0メッツ×1時間=3メッツ・時

 

3メッツ・時×7日=21メッツ・時   

 

 

 

21メッツ・時の生活活動となります。あと2メッツ・時を合わせれば理想的ですね。

 

結構キツイ... ^_^; 

 

とはいっても、生活の中で仕事や買い物に行ったりしているだけでも、かなり歩いていると思います。

 

部屋でダラダラしているだけでなく、外に行くことが大切なのかもしれませんね。

 

 

 

  

 

体力の維持・向上が目的となる「運動」の目安

 

「強度が3メッツ以上の運動を4メッツ・時/週行う」

 

 

例えば・・・

 

ランニング(139m/分)を週130分行う場合

 

9.0メッツ×0.5時間=4.5メッツ・時

 

4.5メッツ・時×1日=4.5メッツ・時/

 

 

 

   

 

そうなんです。内容次第で「運動」は週1回でも良いのです(-ω-)/

 

そう考えるとハードルがぐっと下がる気がしますね。

 

 

 

ただ、ここからが本題「継続」についてです。

 

 

 

続けるのがしんどい・・・(*_*; 

 

始めるのは良いけどなかなか継続出来ない・・・。という気持ちもよくわかります。

 

 

 

そこで、運動を継続するには以下の4つを意識すると良いとされています。

 

 

 

1.「すぐに達成可能な目標設定」

 

目標10kg減量というのはやめましょう。

 

 

 

2.「記録を残す」

 

スケジュール帳でもカレンダーでも良いです。

 

 

 

3.「仲間を作る」

 

友達と一緒にやったり、競争したりして、仲間と共有しましょう。

 

 

 

4.「自分にご褒美」

 

とはいっても、甘い物は控えましょうね。

 

 

 

 

 

厚生労働省でも

 

「他の運動実践者を見かける機会が多いと自らの運動の実践に繋がりやすこと、運動習慣を有するものが家族や職場の同僚等を運動の実践に誘うといった好ましい影響も見逃すことができない。」

 

と明記しています。

 

 

ご家族やご近所の仲間を巻き込んで、みんなで健康になりましょう!!

 

 

長文失礼いたしました。最後までお読みいただきありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。 

 

 

 

 

 

【参考文献】厚生労働省 運動基準・運動指針の改定に関する検討会報告書 平成 253